外壁塗装は「今やるべき？」と迷う方へ

外壁塗装は高額な工事になるため、
「本当に今やる必要があるのか」
「まだ大丈夫なのではないか」
と迷われる方が多い工事です。

築年数だけで判断するのは難しく、実際には外壁の状態を見て判断することが大切です。
ここでは、専門知識がなくても確認しやすい、代表的な判断ポイントを5つご紹介します。

外壁を手で触ったときに、白っぽい粉が付く状態を「チョーキング」と呼びます。

これは、塗膜が紫外線や雨風で劣化し、防水性が低下してきているサインです。
すぐに雨漏りするわけではありませんが、塗装を検討する目安としてよく挙げられます。

以前と比べて外壁の色が薄くなった、ツヤがなくなったと感じる場合も、劣化が進んでいる可能性があります。

見た目の問題だけでなく、
・塗膜の保護力が弱まっている
・汚れが付きやすくなっている
といった状態になっていることもあります。

外壁に細いひび割れが入っている場合、注意が必要です。

小さなひび割れでも、そこから雨水が入り込むと、内部の劣化や将来的な補修費用増加につながることがあります。

ひび割れの大きさや場所によって対処方法は変わるため、早めに状態を確認してもらうことが大切です。

日当たりの悪い面などに、コケやカビ、藻が目立ってきた場合も、塗膜の防水性が低下しているサインの一つです。

放置すると見た目が悪くなるだけでなく、外壁材自体の劣化を早めてしまう可能性もあります。

サイディング外壁の場合、目地部分のシーリング（ゴム状の部分）も重要なチェックポイントです。

・ひび割れている
・痩せて隙間ができている
・剥がれてきている

こうした状態は、雨水の侵入リスクが高まっている可能性があります。

「築10年だから必ず塗装」
「まだ15年経っていないから大丈夫」
といった判断は、必ずしも正解ではありません。

立地環境や日当たり、使用されている外壁材・塗料によって、劣化の進み方は大きく変わります。 今の状態を見て判断することが、無駄な工事を避けるポイントです。

上記のサインが複数当てはまる場合でも、必ずしもすぐに工事が必要とは限りません。

まずは
・現状を見てもらう
・どの程度の劣化なのか説明を受ける
・将来的な目安を聞く

といった形で、情報を整理することが大切です。

外壁塗装のタイミングは、
✔ 見た目
✔ 触った感触
✔ ひび割れや目地の状態
など、いくつかのサインを総合的に見て判断します。

「そろそろかも？」と感じた時点で状態を知っておくことで、慌てず、納得のいく判断がしやすくなります。