外壁を見ていて、緑色や黒っぽい汚れが気になったことはありませんか？
それは「苔（こけ）」「カビ」「藻（も）」と呼ばれる汚れで、単なる見た目の問題だけではなく、外壁の劣化を早めてしまう原因にもなります。
特に湿気の多い夏から秋にかけては発生しやすい季節。放置していると美観を損なうだけでなく、建物の寿命を縮めてしまうこともあります。
この記事では、外壁に苔・カビ・藻が生える原因と放置するとどうなるのか、そして効果的な対策方法について解説します。

外壁の汚れは自然に発生するものではなく、いくつかの条件がそろうことで繁殖します。

北側や日当たりの悪い場所は乾きにくいため、湿気がたまり苔やカビが生えやすくなります。 特に雨水の流れが悪い部分や植木の近くは注意が必要です。

夏から秋にかけての温暖で湿度の高い環境は、苔や藻にとって絶好の繁殖条件です。

塗膜が劣化し、防水性が低下すると水分が残りやすくなり、苔やカビの温床になります。

「見た目が悪いだけ」と思って放置すると、次のようなトラブルを招きます。

・外壁の防水機能が低下し、劣化が早まる
・壁材の内部に湿気が入り込み、ひび割れや剥がれにつながる
・アレルギーや健康被害の原因になる可能性がある
・家の印象が悪くなり、資産価値が下がる

一時的に汚れを落とす方法ですが、表面の菌を完全に除去できないため再発しやすいデメリットがあります。

外壁塗装を行う際に、防カビ・防藻性能を持つ塗料を使用することで、発生を長期間防ぐことができます。 「汚れにくい塗料（低汚染塗料）」を選ぶのも効果的です。

数年に一度は外壁を点検し、早めに補修や洗浄を行うことが建物を守るポイントです。

外壁に生える苔・カビ・藻は、湿気や劣化などが原因で発生しやすく、放置すると外壁や建物に深刻なダメージを与えます。
特に湿度が高くなる夏から秋は繁殖しやすい時期なので、気になる汚れを見つけたら早めに対策をすることが大切です。
「見た目が気になる」「苔やカビを繰り返し掃除している」という方は、防カビ・防藻性能のある塗料での塗り替えを検討してみてはいかがでしょうか。